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関西在住なのに東日本に思いを寄せる今日この頃 鉄分はほとんどありません…

   

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行きたかったなあ

 ぽちっと拍手ありがとうございます。

 夏の祭典に出かけられた皆様、お疲れ様でした。
 本日は結局寝ていた管理人です。
 寝ているだけで汗がふきだすような陽気でしたけれど、皆さま体調はいかがでしょうか?
 私はとりあえず行けなかった悲しみで衝動買いしそうな気分。通販に頼ろうかと思ったら某通販サイトのページが重すぎて笑ってしまいました。
 みなさん、考えることは同じとみた。

 そういえばご近所にとても有名オタ専門店ができることをつい先日知りました。
 まず思ったのは、こんな田舎に作って客来るのか? だったりします。
 すぐつぶれないといいなあ。あまり利用する機会はないかもしれないけれども。





 さて、小ネタというか、自分の萌えに忠実に書いてみたよ、な会話文。
 最近の衝撃から逃げているというわけではないのですが、(書き始めたのそれ以前のことですし)上越上官があまり関係ないCPです。
 ようするにさんじゅに、だったりします。
 なので、本当に管理人の趣味、のうえにキャラクター違ってるかと思います。
 それでもどんなのか見てみよう、という方のみ、続きをどうぞ。


兄弟に10のお題 (リライト様より)



昔は可愛かったのに… (東海道兄と山陽)

  
「などとよく言うらしいな。巷の兄弟は」
「そうだねー」
「要するに今はかわいくないというわけか」
 ある日の執務中。急に投げかけられた業務外の言葉に適当に相槌を打っていた山陽新幹線は、一人納得したように頷いている東海道新幹線に苦笑しながら顔を上げた。
「いやいやいや。そこまで言ってるわけじゃないだろうけどさ。昔とは変わるものってあるんじゃないの?」
「躾がなっとらんからだろう」
「兄が弟のしつけってするわけ? というか、しつけの問題なんだ」
「うちの東海道などいまだにかわいいぞ!」
「……えーと、それだとおまえはしつけしてないよな」
「一人でしっかり育つとはさすが私の弟だ」
「それって、結局自画自賛?」
「違う。東海道の素晴らしさを語ってるだけだ」
「……ああ、そうなんだ」
「おまえは昔の方がかわいげあったんじゃないか」
「今も可愛いでしょ、山陽さんは」
「と、東海道が言っていたんだが」
「なに?! え、いつ、どうして?!」
「私にはどちらもそんな風には思えんのだがな」
「いや、だからなんでジュニアが?!」
「それを聞きたいのは私の方なんだが、おまえ東海道に何をした?」
「え?」

 あは、とごまかすような笑みを張り付けた業務上での自分の相棒を、東海道新幹線は眇めた目で見やった。



おい、あの男は誰なんだ! (東海道兄弟)


 急にやってきた兄に叫ぶように問われ、東海道本線は珍しくもぽかん、と間の抜けた表情をさらすこととなった。
「え? いやあの、誰も何も」
「はっきり言えないのか」
「言えないっていうか……兄さんだってよく知ってるだろ」
 今更何を説明させようというのか。眉をひそめてしまう。
「私は、人の弟に抱きつくような相方を持った覚えはない!」
「わかってて言ってるんだ……ていうか、相方って」
「……直通しているのは事実だからな。仕方ない」
「ああ、まあそうだよな。でも相方って何か兄さんに似合わない言葉だと思ってさ」
「そうか?」
「なんか漫才師とかみたいだし。同僚、とかいう言い方でいいんじゃないか?」
「なるほど。パートナーという言葉がしっくりこないと言ったら、じゃあ相方かと言われてそういうものかと思っていたのだが、言葉を適切に使うのはやはり難しいな」
「(誰が言ったんだろう……)」
「それで東海道、どういうことなんだ」
「うっ(話そらせたと思ったのに!)」



お兄ちゃんは過保護過ぎます。


「それでどういうことなんだ? 返答如何によってはおまえは当分東海支社から出さん」
「無茶言うなって。どれだけ仕事貯めさせる気だよ」
「外に出て何かあったらどうするんだ!」
「……俺100年以上外に出ていると思うんだけど」
 というか、日本最初の鉄道としてどれだけの時を過ごしてきたのかなんて路線であれば誰もが知らないはずもないのに。
「! 今まで何もなかっただろうな?!」
「何もって、何だよ」
「その、手を出されるような、だな」
「一応これでも最初の路線だし、同じ路線にはどちらかというと遠巻きに見られてたことの方が多い気がするよ」
「そうか。いや、しかし」
「だいたいこんな大きな男に喧嘩売ろうなんてあまり思わないんじゃないか? まあ俺もそんなに強いわけじゃないけど」
「……、やっぱり当分東海で仕事をしろ」
「え、なんでだよ?!」



やっぱり可愛い…自分に似てなくて。


「だいたいなんで、山陽に抱かれていた?!」
「! その言い方、絶対に違うって!」
「事実だろう!」
「違う! あれは、その」
「あれは?」
「……、すべったんだ」
「なに?」
「常磐が、本当に人はバナナの皮で転ぶのかって実験をして」
「は?」
「急ぎの書類見ながら歩いていて、全然気づかなくて」
「……」
「おもいっきり、床に顔ぶつけそうになったところを支えてもらったんだ。……ああ、もう! こんな間抜けなこと言いたくなかったのに!」
「……それだけか?」
「それだけって?」
「いや、おまえ、こう……しっかり背中に手をまわして」
「? 俺、そんなことしたっけ?」
「いや、山陽がだな」
「山陽さんが? ああ、体勢立て直すため、とかじゃないのかな? 俺山陽さんごと壁に思いっきりぶつかったし」
「そうか」
「そう」
「まあとにかく明日から東海詰めだ」
「なんでそうなるんだよ?!」


「……というようなことがあったんだが」
「ああ、それで最近ジュニア見ないんだ」
「少し自分の立場というものをわからねばならん。……遠巻きに見られていた意味は、まあわからなければそれでもいいが」
「まあねえ、……それもかわいいところだし」
「何か言ったか?」
「いえナンデモアリマセン」
「確かに、意外に抜けているところが私と違った東海道の魅力だな」
「聞こえてるんじゃん。っていってー!」


 
弟(兄)離れしろよ、お前
 

「つーか、結構おまえらそういうところもそっくりよ?」
「失礼な、東海道のかわいらしさと私の素晴らしさは別物だ。そっくりなわけはない」
「……今ジュニアの声で同じような台詞が聞こえた気がするわ」
「やはり考えることは同じだな、さすが私の弟だ」
「いや、そうじゃなくてね。いいかげん、おまえたちもうちょっと離れたらどうよ? お互いそんなに干渉しあってどうするよ」
「そうしたら、誰かが手出しするかもしれないではないか」
「手出しって、ジュニアもいい年……っていうか俺たちよりずっと世間知ってるだろうに」
「……そう思っていた時もあった」
「何その遠い目は」
「おまえは知らなくていい」
「うわあ、山陽さん仲間はずれ?」
「元から別にそんな仲ではないだろう」
「……おまえってそういう奴よね」
「で、だ」
「はい?」
「あの手の回し方はどういうわけだ?」
「えー。ジュニアの言ったとおりでしょう」
「わかった」
「お、わかってくれたんだ」
「おまえが東海道に近づくことは禁ずる」
「ちょっと待て! 一応俺上司なんだけど」
「私が間に入ればいいだろう」
「いや社外秘のものもあるからね?!」
「遅かれ早かれいずれはうちのものになるのだから構わんだろう」
「まって、ナチュラルにうち吸収しようとするのはやめて!」
「少なくとも東海道は私から離れることはないぞ」
「ああ、もうお前らが両想いなのはわかったけど少しは周りも見てください」





 ちょこちょこ続き足していく、かもしれません。

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